昨年、パルミラで遺跡の破壊と残酷な出来事が起きたことを報道で知りました。
25年前のパルミラは、遺跡を歩いていたら「give me money」と若者が近づいて、断るとあっさりといなくなっちゃったり、小鳥の死骸を持って追いかけてくる子供たちがいたり、ちょい悪だけど、のんびりしてる。そんな感想を持った場所でした。
「善」が「悪」になり「悪」が「善」になり、そうして「破壊」の上に「創造」を繰り返してきたのが、人間の歴史でもあります。その大きな波の中で、わたしは、単純に残念だったり悲しかったりという感情を持つことしかできないでいます。